スカウトたちの声

私がボーイスカウトで成長できたこと

ローバースカウト隊 向後 拓

私は5才の頃から、21歳となる現在もボーイスカウトを続けています。振り返ってみると、私はボーイスカウトをやっていなければ、今とは全く別人になっていました。それほど、私の人生においてボーイスカウトは影響しているのです。それは、1つ1つの活動が、子どもだった頃の自分の考えかたにとって有意義であったからです。活動を通してチームで動くということや、その中で自分の責任感を自覚する。こういったことは中々経験できないものだと思います。そして、活動はとても楽しいです。しかし辛いときもあります。私はボーイスカウト以外でも幅広く様々なことに取り組んでいますが、人生の中で上位に入る辛いこともボーイスカウトで経験しました。逆に上位に入る最高の思い出もボーイスカウトで経験しました。そういった様々な経験ができることもボーイスカウトならではだと思います。

私の職業を決めたきっかけ

ローバースカウト隊 岡田 実(富士章受章スカウト)

 ボーイスカウト活動を続けて今年で17年になります。これまでの人生の大半をボーイスカウトとして歩んできました。小学生の頃は友達と一緒に活動をするのが楽しいという理由で続けていましたが、気づくと私の人生の指針となっていました。FullSizeRender

 ボーイ隊の頃、ある指導者の方にスカウトのちかいとおきてについて教えていただいたことがあります。「スカウトのちかいとおきてとはスカウト活動のみに必要なものではなく、人が人として成長するために必要なものである。」この言葉を受けてから、スカウト活動においても日常の生活においても、ちかいとおきてを私の信条とすることにより様々なことを学び、成長することができました。

 活動を続ける中で得たものの一つとして「奉仕の心」が挙げられます。国境を越えた活動や富士章取得など、様々な活動を経験することで、将来は直接人の役に立つ仕事がしたいと思うようになり、私が消防官という仕事を決めたきっかけになっています。

 思い返すと、ボーイスカウト活動とはこれまでの人生の中で立ちはだかった困難を乗り越える力となり、またこれからの未来を切り拓く光になってくれていると感じます。これからも活動の中で得たことを胸に日々精進していきたいと思います。

良き人生の土台つくり

ビーバースカウト隊副長 小長谷 有
(全国ローバース会議千葉県連盟代表)

 今思えば、ボーイスカウトを始めたこときっかけは本当になんでもないことだったと思います。幼稚園でやっている友達と一緒に遊ぶ、そんなものだったと思います。ですが、そこで培ったこと、共に星空の下で寝た仲間、いろいろとご指導していただいたことは確実に血肉になっているのかなと思います。月日が流れて、25歳という歳になり思うことがあります。それは自分の人生を思い返すなかでもう「ボーイスカウト」は欠くことのできないものになっているということです。

 「ボーイスカウト」という活動は、なんとも奥が深いと思います。それは人生におけるいろいろなことに答えてくれるからです。地元で暮らす、いろいろな土地にいって仕事をする、海外に行って生活する、そんないろいろな局面で、いろいろな人生の場面で、ボーイスカウトで培ってきたことは僕らにちょっとしたヒントを与えて、答えと導いてくれると思います。10934059_869692096433414_5783078295964695492_n

 僕が最もやってきてよかったなと思うこと、それは、人生の中の価値観の形成に非常に寄与したということです。人のためにすることが人生の幸せであるという創始者のことばからわかるように、ボーイスカウトの運動の中には、その要素がたくさん盛り込まれています。僕の人生のなかにも、この人のために生きることが流れていてほしいなと思いますし、そうありたいと思います。僕の人生に良き色をつけてくれたなと思います。

 これからの人生、ボーイスカウトとどういう関わり方をしていくかはわかりませんが、一生僕の血肉になり、僕を導き、良き人生の土台となってくれることは間違いないと確信しています。

継続することの大切さと感謝の気持ちを学ぶ

ローバースカウト隊 浮谷駿宏(富士章受章スカウト)

 5歳の頃よりボーイスカウトを始め、今日に至るまでの約20年間本当に多くのことをボーイスカウトの活動から学んできました。FullSizeRender例えばキャンフなどの野外活動では、仲間と自分たちでテントを立て、水を汲み、食材を買い調理するなどといった事を通じて、普段当たり前に思っている水や食材、自然の大切さや仲間とのチームワークや思いやりと大切さ等を学び、募金活動などのボランティアでは互いに助け合う心や、人の役に立つために人として何ができるかと考え実行する力などを学ぶことができました。

 ベンチャー隊在籍時には富士章という章を取得しました。取得にあたっては多くの課題をクリアしなければならず、その中で思うように進まず、途中で諦めることも考えましたが、計画を見直し多くの方の支援もあり、課題をクリアし取得することができました。さらに、その年の富士章受章者の中の首相官邸・文部科学省表敬訪問の千葉県代表スカウトに選ばれ、全国の代表スカウトたちと交流を深めることができたのは、かけがえのない経験となりました。これらの経験から諦めずに挑戦・継続・行動することの大切さや、感謝の心などを学ぶことができました。

 学生時代はもちろん、社会人となった今でもボーイスカウトで学んだことが活きていると感じることがたくさんあります。人のことを思って行動すること、チームワーク、助け合い、投げ出さずに継続すること、礼儀、「そなえよつねに」の精神など、どの仕事や業務にも通じることであり、ふと振り返るとこれらの多くはボーイスカウトで学んできたことであり、改めてボーイスカウトを継続してきて良かったと強く感じます。

 今後もボーイスカウト内の活動だけでなく、普段の生活や仕事の中でボーイスカウトで学んだことを活かし、日々成長していきたいと思います。

視野を広げた 世界スカウトジャンボリー

ローバースカウト隊  高橋 菜美

私は千葉県内の大学で海外の言葉や文化、日本語について勉強している。

私がはじめに大学を選んだ時には今の学科を選ぶなど考えもしなった。しかし高校2年生の時にスウェーデンで開催された第22回世界スカウトジャンボリー(22WSJ)に参加したことによって勉強したいと思う部分が180度変わってしまったのである。

 22WSJの時に私はほとんど英語が話せず日本のことについて説明したくてもうまく説明できず、なお予期せぬ質問をされると固まってしまい全く答えることができなかったことがとても悔しかったのを今でも覚えている。そしてもう一つは日本という国を聞いたことがない人が、世界には多くいるということを思い知らされたということである。22WSJへ行ったことをきっかけに日本のことをもっと知ってもらうことや、留学生など海外の人に日本語を教えることに興味を持ちそして英語やその他の言語について興味を持った。

今では旅行などで海外に行くことや、大学、海外の姉妹校へ留学や研修、実習などを通して楽しく充実した大学生生活を送っている。

保護者の声

ボーイスカウト日本連盟ホームページより

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